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家電を持たなかった2年間


去年の12月からパリに来ていますが、その前の2年間は東京で家電を持たない生活をしていました。

1番の理由は必要最低限のものだけで生活して極力引越しを楽に済ませたかったのです。渡仏することを既に決めていたので引越しを見越しての判断でした。

なので、部屋にはベットのみ。

洋服もクローゼットに収まるだけ。

とてもシンプルに暮らしていました。

この生活を説明すると驚かれますが、案外不便には感じませんでした。

【不要だった家電①テレビ】

テレビは元々見ないので不要。

私はラジオ派なので携帯電話からラジコのアプリをダウンロードして聞いていました。

携帯電話からラジオや音楽を聴くときにおすすめなのがコップを利用したスピーカー。

携帯電話がすっぽり入る大きさならコップでもボウルでも何でも良いのですが、その中に携帯電話を置くとスピーカーが下に付いているので音が響いて案外良い音になるのです。

なければないで、工夫をする。

本当に必要だと感じれば買えばいいと思う。

そう思って生活していると、そんなに毎日買うものはありませんでした。

【不要だった家電②冷蔵庫】

冷蔵庫も買い置きしないので不要。

全く料理をしなかった訳ではないですが、必要な食材を料理する前日かその日に購入して使い切っていたので、保存する必要がありませんでした。

当時は毎日会社に勤めていたので、出社前の朝ごはんにグリーンスムージーを作って飲んでいました。ミキサーは必要だったので購入。これが当時持っていた唯一の家電。

お昼ごはんには簡単なお弁当を作って持って行っていました。

デザイナーという職業柄、夜はいつも帰りが遅く夕飯を家で食べる習慣はありませんでした。

大好きなアイスクリームを買い置きすることはできませんが、今の時代は便利なコンビニがすぐそこにあります。食べたいと思えばすぐに買いに行けます。

私が住んでいた代々木のアパートの近くにもコンビニやスーパーがある便利な場所だったので、全く不便ではありませんでした。

【不要だった家電③洗濯機】

洗濯機が無いと言うとよく驚かれましたが、一人暮らしだと案外不要でした。

私の場合、着たものはその日の夜か翌日の朝に全て手洗いしていました。

ためずに洗えばそんなに手間ではありません。カシミヤのニットなどは洗面所にお湯を張って優しく手洗いしていました。肌着なども手洗いして干しておけばすぐに乾きます。


コートやジャケットなどはクリーニングを利用していました。

2年間生活をして引越しをした時は、ベットとカーテンは処分して、必要な荷物はスーツケーツ1つにまとめて終わりました。

今はパリで暮らしていますが、またアパートを引越ししなくてはいけないので、引き続きスーツケーツ1つ分の荷物で生活しています。


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