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大好物の柿は、フランスでも「KAKI」

もうすっかり秋めいてきたパリですが、今日は珍しく20度近くあり寒くはありませんでした。


秋は美味しい食材が出回り始める時期で、マルシェに行くとワクワクします。

その中でも私の大好物の柿が食べれるので、秋は本当に大好きな季節。


パリに来た当初は、柿が普通にマルシェで「KAKI」と表記しているのに驚きました。

フランス人に私の好きな食べ物は柿だよと言うと、「それ自分も好き!」と共感してくれる方と、「何それ?どんな味?」と柿の存在を知らない方もまだいました。

もうすっかりお馴染みのフルーツなのかと思いきや、まだ知らない方も多いみたいです。

日本の柿はもっと平べったい形が主流ですが、フランスで見かける柿は日本と違って少し長細い形をしています。

私がこっちで食べた柿は全て種なし。

日本のように種が入っていたり、渋味成分のタンニンが固形化した黒い点々がある柿はまだ見たことがありません。


柿の好みは熟した派とまだ熟していない固めが好きな方と分かれますが、私は断然熟熟派!

触ったらやわやわで、皮も破けてしまっているくらい熟した柿が大好物です。


その熟した柿を半分に切って、スプーンで食べるのが至福のひととき。

このとろけるように甘い柿を食べれる秋が本当に大好きです。


この熟した柿よりも更に甘い干し柿が私の1番好きな食べ物と言っても過言ではないのですが、柿はフランスでも売っているのに干し柿は売っているのを見たことがありません。

干し柿の元になる渋柿がないからだと思いますが、渋柿をパリでも見つけたら自家製干し柿を作りたい!


よく「そんなに好きなら普通の甘い柿を干して干し柿を作ったら?」と言われますが、普通の甘い柿を干しても渋柿から作った干し柿のように甘くはならないのです。

もちろん干し柿風にはなりますが、甘さが全然違います。

普通の甘い柿の糖度は15度くらい。

渋柿は元々糖度が高く20度くらいあり、干すことでその渋みの元のタンニンが抜けて糖度が50度近くなります。

因みに、フルーツの中でも1番糖度が高いブドウやバナナが20度くらいとされています。


ただ甘いだけじゃなくて、私はあんぽ柿のようにねっとりとろけるような食感の干し柿がたまらなく好きです。


干し柿について語り出すと止まらないので、今日はこの辺りで。。






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